愉快な音楽のピッチがいやに歪んで聞こえた。僕にはそれを正とする外なかったのだけれど、眠れる森のナントカのように美しくつつましく待っていることもできずに走り出した。きみは月の光さえ反射して耀くような、妖精のような、そんな尊いひとで、それなら…
整備された道は味気がないと言った。 わたしはそうは思わないけれど、とりあえず頷いた。きみは満足げだった。 なぞって確かめるみたいに単純だったらよかった。 きみみたいに全部が純な悪だったらよかった。 人生だって勘違いで成り立っているようなものな…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。